
「活法」とは、ただの技術ではなく、活き活きと生きるための方法です。私が教わった中で、特に印象に残っているのが「言葉先行」という考え方。つまり、言葉が先にあり、その後に現実がついてくるというものです。
言葉が先、気持ちはあと
例えば、部屋が暗くなったとき、私たちはどうするでしょうか?迷わず電気をつけますよね。それと同じように、気持ちが落ち込んだときこそ、まずは言葉を変えることが大事だと言われています。
「うまくいく気がしない…」
「もうダメだ…」
こんなふうに思うことは、誰にでもあります。でも、そんなときこそ、言葉の力を借りるのです。
「きっとうまくいく!」
「いいことがありそうだ!」
気持ちはどうであれ、まずは口に出して言ってみる。すると、それが「言霊(ことだま)」となり、言葉のエネルギーが現実を変えていくのです。
言葉が現象を引き寄せる
言霊には、もう一度繰り返さなければならない現象を生み出す力があると言われています。つまり、良い言葉を発すると、良い現象が繰り返される。逆に、ネガティブな言葉を使うと、ネガティブな現象が続いてしまうのです。
たとえば、スポーツ選手が試合前に「絶対勝つ!」と何度も言うのは、まさに言霊の力を信じているから。これは、古くから日本に伝わる知恵でもあります。
心がついてこなくても、まず言ってみる
「でも、心にないことを言うのは抵抗がある…」と思うかもしれません。確かに、気持ちが落ち込んでいるときに「大丈夫!」と言うのは、嘘をついているように感じることもあるでしょう。
しかし、心が整っていなくても、まずは言葉に出してみることが大事なのです。最初は違和感があるかもしれませんが、言葉が先に変わることで、少しずつ気持ちも変化していきます。
これは、笑顔と同じです。たとえ楽しくなくても笑顔を作ると、脳は「楽しい」と錯覚し、気分が明るくなると言われています。言葉もそれと同じで、先に変えてしまえば、心が後からついてくるのです。
まずは試してみよう
「言葉なんて変えても意味がない…」と思うかもしれません。でも、それこそが「言葉の罠」です。言葉を変えれば、思考が変わり、行動が変わり、やがて現実が変わります。
今日から試してみませんか?
「なんかいいことありそう!」
「私は大丈夫!」
たったこれだけで、あなたの人生が少しずつ変わっていくかもしれませんよ。