
治そうと思うと治らない?
碓井流活法を習い始めて、まず衝撃を受けたのが、師匠からのこの言葉でした。
「治そうと思うと、治らないんだよ。」
えっ、何それ!? と思いますよね。でも、考えてみると、意外と納得のいく話なんです。
治そうと思うほど「治っていない」状態を意識する
「治そう」と思っているとき、頭の中では「治っていない」状態をイメージしてしまいます。たとえば、痛みや不調に意識を向け続けることで、脳はその状態をリアルなものとして捉え、結果としてそのままの状態が続いてしまうのです。
これは、日常生活にも当てはまる話です。
たとえば、「この車が欲しいな~」と思っていると、ずっと「欲しい状態」のままです。しかし、「この車に乗ろう」と決めて、すでに乗っているイメージを持つと、その状態を現実として引き寄せることができます。
つまり、現実に起こることは、脳が決めていると言っても過言ではありません。
(でも、脳が勝手に決めてるなら、宝くじも当ててくれよ…と思った人、正直に挙手♂️)
潜在意識を活用する
私たちの意識には「顕在意識」と「潜在意識」があります。特に、潜在意識の力を知り、活用できるようになると、人生が大きく変わることに気づきました。
たとえば、小さな切り傷を負ったとき、多くの人は「しっかり洗って消毒して、絆創膏を貼れば数日で治る」と思うでしょう。このとき、私たちの潜在意識は「治るのが当たり前」という安心感を持っています。不安よりも「大丈夫」という気持ちが強いのです。
施術でも同じことが言えます。
「この人に良くなってもらいたい! こうしなきゃ、ああしなきゃ!」と強く思うほど、意識が「まだ良くなっていない」状態に向かってしまいます。しかし、**「この人はすでに良くなっていく」**と信じ、施術をすることで、自然と回復が促されることが多いのです。
(「いや、念じるだけで治るなら、医療いらなくない?」と思った人、落ち着いてください。もちろん適切な施術とケアは大事です!)
まとめ
「治そう」とする意識よりも、「すでに治る状態にある」と信じること。
これが、施術だけでなく、人生全般においても大きな意味を持つと感じています。
潜在意識を上手に活用することで、施術の効果も高まり、人生もより面白くなる。
(でも、「俺は億万長者!」と信じても、通帳の桁は増えないのが現実…)
そんな気づきを、これからも深めていきたいと思います!